
Vine wbar ユーティリティ

    このドキュメントでは、Vine Linux 版 wbar パッケージ添付の、wbar 起動スクリプト
    『wbar_session』と、wbar 用の実効性の有る個人設定ファイルを自動生成する
    『wbar_gen』について説明しています。

        ＊このドキュメントでの "DE" は、統合デスクトップ環境(GNOME、xfce、LXDEなど)を、
        "WM" は、ウィンドウマネージャ(WindowMaker、fluxbox、icewm など)を指しています。

目次
    wbar_session
        使い方
        概要
        使用例
        ログイン時の自動起動の設定
        既知の問題
    wbar_gen
        使いかた

wbar_session:

    Vine Linux 上での使い易さを工夫した wbar 起動ユーティリティです。

    ＊ Vine Linux 環境下では、wbar コマンドを直接起動するのではなく、
    ＊ DE のアプリケーションメニュー、またはコマンドライン上から、
    ＊     $ wbar_session
    ＊ で、起動する事をおすすめします。

使い方:
        コマンドラインで実行方法:
            $ wbar_session
        使い方の表示:
            $ wbar_session -help
            Usage: wbar_session [option] ... [option]
            Options:
               -help             this help
                        ヘルプを表示
               -config conf-file (eg: $HOME/.wbar)
                       設定ファイルを指定
               -isize  i         icon size (eg: 32)
                        アイコンサイズ
               -idist  d         icon dist (eg: 1)
                        アイコン間隔(ピクセル数)
               -zoomf  z         zoom factor (eg: 1.8 or 2.5)
                        フォーカス時のズーム倍率
               -jumpf  j         jump factor (eg: 1.0 or 0.0)
                       0.5 を基準位置として フォーカス時のジャンプ方向を指定
                        (0.5 から離れる程、ジャンプ量が大きくなる)
                        -vbar 指定が無い場合
                            下へジャンプ < 0.5 < 上へジャンプ
                        -vbar 指定が有る場合
                            右へジャンプ < 0.5 < 左へジャンプ
               -pos    p         position:
                                    top | bottom | left | right |
                                    center | <bot|top>-<right|left>
                        表示位置指定
               -dblclk ms        ms for double click (0: single click)
               -bpress           icon gets pressed
               -vbar             vertical bar
                        縦方向に表示
               -balfa  i         bar alfa (0-100)
                        アイコン背景のバーのアルファ値。 0 で完全透明
                        ＊バーに使われる画像の透明度にも依存
               -falfa  i         unfocused bar alfa (0-100)
                        フォーカスが無いときの wbar のアルファ値
                        0 の時 wbar 全体が完全透明
               -filter i         color filter (0: none 1: hovered 2: others, 3: all)
                        カラーフィルタをかける
                        0:なし
                        1:フォーカスされたアイコンのみ
                        2：フォーカスされていないアイコンのみ
                        3: 全てのアイコン
               -fc  0xAARRGGBB   filter color (default green 0xff00c800)
                        カラーフィルタの色を指定
                        0x に続けて アルファ値、赤輝度、緑輝度、青輝度を、各 16進数
                        二桁づつで指定する
               -nanim  i         number of animated icons: 1, 3, 5, 7, 9, ...
                        フォーカス時にアニメーションするアイコンの個数
               -nofont           if set disables font rendering
                        アイコンの名前を表示しない
               -sleep  s         delay seconds
                        wbar_session 起動時の遅延時間
                        s は sleep コマンドでの指定と同じ。詳細は $ sleep --help で。



概要:
    GNOME、xfce、LXDE などの統合デスクトップ環境のメニュー項目 "wbar" は、実際には
    wbar_session を呼び出すよう工夫されています。

    wbar コマンドの直接起動では、X のレイヤーの判別が出来ず、誤ってデスクトップより
    下層で起動され、デスクトップ上には表示されない事があります。
    又、ウィンドウマネージャの単独セッション上で、誤って -avobe-desk オプションを指
    定した場合、画面表示が乱れる場合があります。

    wbar_session では、GNOME(nautilus)、xfce(xfdesktop)、LXDE(psmanfm)、及び
    rox-filer のデスクトップ(pinboard)などを判別し、自動的に '-above-desk' を設定しま
    す。

    又、wbar_session では、それらのデスクトップが起動されていないウィンドウマネー
    ジャ単独セッション(WindowMaker、fluxbox、icewm、openbox、twm など)の場合は、
    -above-desk オプションを設定せずにwbar を起動し、誤作動による表示の乱れ (ウィン
    ドウの一部が wbar によって隠されてしまう、など) を防ぎます。

    wbar_session では、各統合デスクトップ環境、ウィンドウマネージャのセッションのス
    タート時(グラフィカルモードでログインした時)に呼び出される事を考慮し、デスクトッ
    プの起動完了を待つ為、遅延起動するよう設定されています。

    -above-desk オプションが設定されていると、wbar は表示中の X の最上層のレイヤー
    をデスクトップとみなして wbar を表示します。この為、デスクトップの起動が完了する
    前に wbar が起動してしまうと、wbar は後から表示された実際のデスクトップの下に隠
    されてしまいます。
    wbar_session での遅延起動は、これらを防ぐ為に設定されています。
    (デフォルトの遅延時間は 3秒ですが、'-sleep' オプションで変更出来ます)

    まずは、
        $ wbar_session
    で起動してみて下さい。

    又、より細やかな操作がしたい時は、
        $ wbar_session -help
    を、ご覧ください。



    使用例:
    wbar_session -sleep 0
        wbar を遅延時間 0 で起動する
        (＊デフォルト遅延時間は 3(秒) です)

    wbar_session -pos right -isize 32 -vbar
        画面右端(-pos right)に、やや小さめのアイコンサイズ(-isize32)の wbar を 縦方向
        に(-vbar)表示して起動する
        (デフォルトは、アイコンサイズ 48 (ピクセル)、画面下端に横方向に表示、です)

    wbar_session -zoomf 1.5
        フォーカスされたアイテムのズーム倍率を 1.5倍に設定する
        (デフォルトのズーム倍率は 2.5 です)



    ログイン時の自動起動の設定:
        GNOME
            以下の手順により、wbar_session を自動起動するアプリとして設定する。
        システムメニュー → 設定 → ユーザー向け → 自動起動するアプリ
            「自動起動するアプリ」ダイアログ→[追加]
                「自動起動するプログラムの追加」ダイアログ→
                    名前: wbar
                    コマンド: wbar_session
                       ＊ 必要に応じてオプションを追加 (help を参照)
                    説明: アプリケーション・ランチャー
                    →[追加]ボタンを押し「自動起動するアプリ」ダイアログに戻る
            「自動起動するアプリ」ダイアログ→[閉じる]
           
        xfce, LXDE
        wbar のデスクトップエントリファイル、
            /usr/share/applications/vine-wbar.desktop
        を、$HOME/.config/autostart/ ディレクトリにコピー
            必要に応じて $HOME/.config/autostart/vine-wbar.desktop を編集し、
            "Exec=wbar_session" で始まる行の後ろにオプションを追加
            (オプションに関しては help を参照)

            ＊GNOME の設定及び xfce、LXDE の wbar_session の設定は、共に
                $HOME/.config/autostart/vine-wbar.desktop
            により、一括管理されるので、いずれかの設定の変更は、その他のDE の設定にも
            反映されます。
            これらの $HOME/.config/autostart/ 以下の、*.desktop による自動起動は、
            freedesktop.org の autostart-spec に準拠するもので、対応している DE/WM
            では、同様の作動となります。

        WindowMaker
        $HOME/GNUstep/Library/WindowMaker/autostart に、
            wbar_session &
            と追記する。必要に応じて、オプションを追加する。
            例: wbar_session -isize 38 -sleep 3 &

        fluxbox
        $HOME/.fluxbox/startup の、
                # And last but not least we start fluxbox.
        の直前 (= fluxbox 自身の起動コマンドがかかれている箇所の前) に、
            wbar_session &
            と追記する。必要に応じて、オプションを追加する。
            例: wbar_session -pos right -vbar -isize 38 &
            (オプションに関しては help を参照)

        icewm
        $HOME/.icewm/startup の最終行に、
            wbar_session &
            と追記する。必要に応じて、オプションを追加する。
            例: wbar_session -pos top -zoomf 2 -jumpf -0.3 &
            (オプションに関しては help を参照)




    既知の問題:
    ＊icewm セッションで、何らかのデスクトップ (nautilus、xfdesktop、rox(-p=LABEL
    など) と wbar を併用している時、ログアウトボタンを押しても、正常にログアウトでき
    ない場合が有ります。
    (icewm のログアウト操作で、起動中の常駐系アプリが kill 出来ない？)
    回避策: まず wbar を右クリック (wbar 再起動作動の一環として wbar_session が、
    wbar プロセスを一旦 kill します) してみて下さい。(＊ログアウトボタンが先に押されて
    いる場合に限ります)
    それでも駄目な場合は、killall コマンドなどで起動しているデスクトップを終了させると
    ログアウトすることが出来ます。

    ＊rox-filer のデスクトップ (rox -p=LABEL) を使用時、「アイコン化したウィンドウを
    表示」が有効になっている時、最小化アイコンをクリックしてウィンドウを通常サイズに
    復帰した時、wbar が非表示になる場合があります。
    (デスクトップ上への、最小化アイコンと wbar の描画がコンフリクトしている？)
    回避策: 画面の任意の場所(表示領域以外)をクリックすると、wbar が再表示されます。
    クリックするマウスボタンは、左/右/中ボタン、及び 5 ボタンマウスの場合は左/右スク
    ロールボタンの内のどれでもかまいません。



wbar_gen

    wbar_gen は、wbar 用個人設定を支援する、コマンドラインツールです。

    wbar 標準設定では、通常個人設定ファイルが無い場合、wbar 添付のシステム設定ファ
    イルを適用し起動します。
    システム設定ファイルでは、インストールされていないアプリケーションもランチャーと
    して登録されている為、それらはクリックしても起動されません。

    又 wbar パッケージ標準添付の個人設定ユーティリティ wbat_util は、個人設定ファイ
    ルが無い場合、デフォルトでは wbar 上のランチャー・アイテムを、一から自分で設定
    する必要が有ります。

    wbar_gen は、これらの不都合を解消するため、wbar 添付のシステム設定ファイルを
    テンプレートとし、実際にインストールされているアイテムのみを選び出して、wbar 用
    個人設定ファイルを作成します。

    wbar_session が起動された時、ホームディレクトリに個人設定ファイルが見つからな
    い場合は、自動的に wbar_gen を呼び出され、ユーザー環境に適したランチャーを登録
    した個人設定ファイルを作成後、wbar を起動します。
    この為、Vine Linux 版 wbar では、手作業での設定によらず、最初から、最低限実用可
    能な wbar を使用することが出来ます。

    同じ理由で、ランチャー上に登録されてる wbat_util を利用して、個人設定を変更する
    場合も、一定の設定済みファイルから設定を開始することが出来ます。

    wbar_gen は通常は上記通り wbar_session より呼び出される為、別途実行する必要
    は有りませんが、コマンドライン上で実行する場合は、各ランチャー名の日本語/英語の
    切り替えや、別途用意したシステム設定ファイル以外のテンプレートを指定することが
    出来ます。
    又、作成する個人用設定ファイルの名前を指定出来るので、wbar_session の '-config'
    オプションにより、設定ファイルを切り替えて起動する際に、利用することが出来ます。


    使い方:
        $ wbar_gen -h (又は '--help')
        wbar_gen : wbar 設定ファイル生成
            テンプレートから実行可能アイテムのみを抽出し、
            ユーザー設定ファイル(/home/taro/.wbar)を生成します。
                    ＊ここでの taro は現在のユーザー名 ($ whoami の出力と同値) です。
        使い方: wbar_gen [オプション] ... [オプション]
        オプション:
            -h or --help     : このヘルプを表示
            -n or --new      : 既存の wbar 設定ファイルの上書を許可
                default : 同名の wbar 設定ファイルが既存の時は実行を中止
            -j or --japanese : 日本語テンプレートを使用
                -i /usr/share/wbar/dot.wbar.jp 相当
            -s or --simple   : デフォルトのシンプルな英語テンプレートを使用
                -i /usr/share/wbar/dot.wbar 相当
            -i or --ifile : 入力ファイル(テンプレート)指定
                例: -i ~/dot.wbar
                指定入力ファイルが存在しない時は実行を中止
                省略時 - /usr/share/wbar/dot.wbar
            -o or --ofile : 出力ファイル(wbar 用個人設定ファイル)指定
                例: -o ~/.wbar2
                -n 指定が無く、かつ指定出力ファイルが既存の時は実行を中止
                省略時 - /home/taro/.wbar




